ジャイアンのリサイタルから学ぶ
私も今の子どもたちもみーんな知っているドラえもん。
「ジャイアンが気持ち良さそうにうたっている時、みんなはどうしてる?」
と質問すると、
どの生徒も
「みんな耳をふさいでいる」
「音痴でイヤな気持ちになる」などと言います。
続けて、乱暴な打鍵、汚い音で演奏してみせると、ほとんどの生徒は耳をふさぎます。ジャイアンが弾いているみたい?
ピアノはドを打鍵すれば、誰でもドを出せる楽器です。
しかし、音の質や表情は弾き手次第。
聴いている人が、イヤな気持ちになってしまったり、耳をふさぎたくなってしまうような演奏はしてほしくない。
自分だけ気持ちいいんじゃなくて、みんなを幸せにできるようになりましょうね。
音脳リトミック、音脳ピアノリトミック
昨日は、日本音楽脳育協会の音育児マイスター講座のため、墨田区某所へ。
都内、神奈川、埼玉、栃木…と地域もバラバラ、年齢、講師歴もバラバラな10名の先生+輝きベビースクールアカデミーの代表 伊藤美佳先生もゲスト参加で音脳リトミック、音脳ピアノリトミックを体験♪
↓↓伊藤美佳先生の著書↓↓
初めは緊張?恥ずかしかったり、いつもの自分を出せなかったりだったけれど、音楽を通して体を動かしていくうちに、みーんな笑顔が溢れ、楽しい雰囲気に( *´︶`*)
こんな感じで、小さな生徒ちゃんも初対面のお友達と仲良くなったり、ルールを学んだりするんだなぁ。
音楽の栄養で、心と体、人格が豊かに形成されるということです!
物事を擬音語や色に例える体験(揺れている木なら、さらさら、ゆらゆら、ザワザワなど)では、久々に感性とイメージ力が磨かれました笑
金子栄美子先生の魅力に惹き込まれてしまい、あっという間に講座修了。
修了証をいただくころには、参加の先生同士でレッスンの悩み、教材等の情報交換をしたり、とっても和やかムード。
音楽の力って、すごいです(*´ 艸`)
連絡先を交換したり、素敵な出会いもありました。
ネットで気軽に調べられる時代ですが、自分の足で現地へ向かう、実体験は本当に大切です。
出掛けるときは朝早くて寒かったけれど、温かい気持ちで帰宅できました。
金子栄美子先生、スタッフの先生、伊藤美佳先生、他10名の先生方、ありがとうございました
m(__)m
先生のことは嫌いでも、ピアノは嫌いにならないで
有名なアイドルの名言のようですが笑
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昨日のレッスン中、バイオリンを習っている友達の話をしてくれた生徒。
「明日は、バイオリンお休みだから嬉しいんだって!遊べるしo(^▽^)o」
レッスンはお休みでも、練習はしようね〜(^_^;)と思っていると、
「その子ね、先生が嫌いなんだって。
怒るし、怖いんだって〜」と続ける。
『怒ってるんじゃなくて、そうじゃないよ〜って言ってるんじゃないの?学校の先生だって、計ドとか漢ドとか、間違ってたら怒る??ちがうよ、こうだよ!って言ってるだけじゃないの?』と、言い返したけど、
「でも、嫌いなんだって!!」
私のことも、学校では「ピアノの先生嫌いなんだよね〜」とか言ってたら、ショックすぎて泣いちゃいます(T ^ T)
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そういえば、妹も幼稚園のとき、ピアノの先生が嫌いだったなぁ。
妹は、幼稚園の課外カリキュラムでピアノを習っていたのですが、いつも元気で幼稚園大好きな妹が、時々「行きなくな〜い!!」と泣き叫ぶ日があったのです。
初めは原因がわかりませんでしたが、ピアノのレッスンバッグを持たせる日だと母が気がつき、聞いてみると、ピアノ、できないと怒られる、蓋を閉められる←ヽ ( ꒪д꒪ lll)ノとのこと。
でもピアノは習いたいと言うので、私の通っていたヤマハの先生にお願いすることに。
その後、ヤマハを辞めて独立することになっても、妹は他の先生はイヤだと、相性がよい?優しい先生から離れることができず、出張レッスンをお願いしたほど。発表会やおさらい会は水戸まで出掛け、中学まで続けました。
せっかく習うのだから、しっかり力をつけさせたいと思うけれど、キツイと感じたり、指摘=怒られたと捉えたりするので、言葉掛けって、本当に考えさせられます。
(夜、親御さんからLINEが来ると、辞めますじゃないよね?とビビッたり笑)
さて、熱血すぎる?指導が、時に生徒に嫌われてしまうようですが、先生のことは嫌いでも、ピアノは嫌いにならないでください!!!!
怒っている訳ではないんです。
上手になってほしいと願っているんです。
それでも正直、相性??フィーリング?? 方針とか合う合わないはあるかと思いますが‥‥
バイオリンの子、バイオリンは嫌いにならないといいなぁ。
日本バッハコンクール 全国大会
二週連続土日、計4日間の日程で
バッハコンクール全国大会が行われました。
さすが、地区大会の代表生徒!!
みんな本当に落ち着いて、しっかりとした演奏です。
この日を目指して半年も頑張ってきたんです。
コンクールに出るんだと決心して、
目標を決めて、達成するために計画を立てたり、集中して練習したり、、、
長い道のり、そのプロセスこそ、
これからの人生の中で、きっと役に立つんです。
思わしくない結果にガッカリする子。
この先、入試とか入社とか、
試験によって選ばれたり、選ばれなかったりすることたくさんあります。
予行練習だと思って、乗り越える力もつけないとね。
私なんて、99%、選ばれない人生でしたから笑
みんな、お疲れ様でした。
教養としての芸術
私が4歳になってすぐのこと、母は私を幼稚園のすぐそばのヤマハ音楽教室の幼児科に通わせました。
将来、ピアニスト、ピアノ講師にするなど一切考えていません。
ただ、お友達と楽しく歌ったり、タンバリンができたら良いな~くらいの気持ちで。
その後、個人レッスンになり、中学、高校へ行ってからも、メキメキ?腕を上げていくと、母は少々困りながら言いました。
「いつまで続けるの?うちは音大なんて行けないからね」と。
ピアノは、両手で違う動きをすることで脳が鍛えられます。
またレッスンを続けるうちに、目標設定、計画性、集中力、継続力、思考力、表現力、創造力などが身につくと思われるため、ピアノを通して、たくさんの可能性が広がると言えます。
私にとってその可能性が、ピアノの先生になることだったのです。
↑指導の参考にさせていただいている、かすみピアノスクールの石黒加須美先生の著書。何度かセミナーも受講させていただきましたが、「娘二人にはピアノを教えていたが、最高の趣味にさせたかった。音大には入れるつもりはなかった。」なんて仰っていました。
※しかし、娘さんも全国で指導者セミナーを開催するような素晴らしい先生です。
石黒先生は、入会時に「芸術(音楽)を教養として身につけて、心の栄養として豊かな人生を歩んでほしいと思いませんか?」と親御さんにお話するそうです。
私の母も、単純に教養として身につけてほしいと願っただけなんでしょう。
仕事にするまでは想定外だった?
でも、私の人生はとても豊かです。
可能性を与えてもらえたこと、母には感謝しています。
伝えることばを磨く~生徒に教えられること~
今現在、私の生徒の平均年齢は4.6歳。
年少組さんは、ひらがなが全く読めない子~自分の名前は読める子、書けないけど読むことはできる子、ちょっとなら書けちゃう強者!と色々。
また同じ言葉掛けをしても、子どもによって捉え方も理解度も違うので、伝えることばを使い分けます。
音の高い・低いを縦長に積んだカードで説明していたのですが、、、
土浦、ひたち野うしく~南の生徒は、
「1階はどんぐりさんのど、2階はレモンちゃんのれ、3階はみかんちゃん...」「ミの下はレ...」といった具合に、高低をマンションのように覚えていきます。
しかし以前、霞ヶ浦に面した町の生徒が「マンション?ビル??」と、ポカンとしてしまったのです。
その時に初めて、年齢差、男女差の他に地域差があるんだ!!と痛感(><)
それから数年後、、、
先週、水戸の年少組さんが高い・低いのレッスン。
市街地から離れた園なので、マンションが伝わるか恐る恐るカードを並べると...
「高いね!県庁みたいだね!!」と、楽しそうな年少組の生徒。
県庁ーーΣ(゚ロ゚;)!!
それ、県南在住の生徒は言わないわぁ!!
私も思い浮かばなかった💧
思いがけず、新しい表現で感動してしまいました。
生徒から学ぶことは、多々あります。
まだまだ伝えることばを磨かなければいけませんね。