リトルピアニストを育てましょう〜茨城県のピアノの先生のブログ〜

全日本ピアノ指導者協会会員 バスティン研究会会員 ヤマハピアノスタディ認定講師(13級~11級グレード試験官)

外見は一番外側の中身である

ご無沙汰しております。

もう9月!!
8月は一度も更新できず、反省しております。
楽しみにされている方(いるのか?)、お待たせしてしまい申し訳ありませんm(_ _)m

さて、衝撃的なタイトルですが、
ピアノ教室運営の専門家、藤(とう)拓弘先生のご著書の中にあります。


私は以前、ピアノを販売する仕事をしていました。
(詳しくは過去記事をご参照くださいm(_ _)m)

まだ学生気分が抜け切れず、安室ちゃんや浜崎あゆみに憧れていた世代の私は、ガングロ、茶髪、カラコン‥‥といった風貌でした。

エンターテイメントを売りにするなら、全く問題ありませんが、ウン百万円のピアノやエレクトーンをこんな外見の営業レディから買いますか??
ちょっと胡散臭いですよね??


藤先生の文章をいくつか抜粋します。

「よくも悪くも、人の印象は見た目に大きく左右されます/たった一度の体験レッスンで心をつかむためには、第一印象をよくすることも重要です/見た目に気をつけることは、「相手への気遣い」です/ピアノの先生への憧れは、先生の見た目を含め、醸し出す雰囲気に魅力を感じていたからでしょう」


目鼻立ちの問題ではありません。
自分次第で変えられる外見に、ちょっと気をつけたら、契約がとれました。

髪を黒くして、色のついていないコンタクトに変えて(私、目が悪いんです)、日光浴を辞めて、今の私が出来上がりました。

5年以上会っていない方と再会すると、とても驚かれます。いや、むしろ気が付かれないことのが多いです笑

内面を知ること、意外な一面を見つけることは、時間がかかります。
最終的には内面ですが、入り口は外見だと思うのです。

誤解されるといけないので、もう一度言いますが、目鼻立ちの問題ではありません。
(私、美人じゃありません)
笑顔、立ち振る舞い、雰囲気、清潔感、好感を持たれる服装とかそういったことです。

もちろん外見だけでもいけません。

人間的な魅力がないと、関係は続きませんから。

外見は一番外側の中身。

深いなぁ〜と思いました。

朝練‼️

子どもたちは夏休みに入りました。

通常、学校に行っている時間をピアノの練習に充てる生徒は、夏休みに急激に伸びます!

と言っても、夏期講習や他の習い事の合宿、最優先は学校の宿題。
花火にお祭り、プール、海!ディズニーランド!!
遊びの予定だって大事ですから、子どもたちだって忙しいのです。

親御さんは申し訳なさそうに言います。
「全く練習できませんでした(-。-;」と。

生徒自身も
「やってない!」
あんまり悪びれない様子?で言います。


そこで、私のおすすめは、早朝練習です。
少しだけがんばって早起きして、
練習時間を確保しませんか??

最近はラジオ体操をやらない地域も多いそうなので、その時間帯に指の体操です。

脳がシャキッとしますよ。

長時間の練習ではなく、数十分で良いので
集中して質の高い練習をしましょう。

基本的に夜型の私が、偉そうなことを言っていますが、講師演奏で弾く曲、地味に朝練していますよ笑

発表会の曲決め

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10月に発表会があります。

曲決めって、大変です。

私は、発表会だから特別なレッスンをするのではなく、通常のレッスンの延長上に発表会があると考えています。
発表会‼︎と意気込むと、身構えする生徒さんもいますし、私も疲れます笑

サービスで花丸(合格)するのは、本当のサービスではないと思っているため、花丸の基準が常に厳しめな私。
いつでも発表会できます笑

課題曲によっては、進度より背伸びするコンクールと違い、発表会は普段の練習の成果を披露する場なので、選曲は等身大で良いのでは?と思っています。

難しい曲、憧れの曲にチャレンジ‼︎という生徒さんも、もちろんサポート、応援します。

本番から逆算して、計画してコツコツ練習。

この先の人生で、期限までに何かを成し遂げる課題に直面した時に、発表会本番までに曲を仕上げるという経験は、大いに役に立つと思うのです。

個人差はありますが、だいたい10回レッスン(2ヶ月半)で完成させます。

ぼちぼち決めていかないとなぁ〜

脱力〜エコ奏法、省エネ奏法のお話〜

今年4月、多喜靖美先生の講座を受講してから、脱力へのこだわりがより強くなりました。

脱力‥‥って文字だけ見たら
力が入っていなくて、ふにゃふにゃなイメージに思われるかもしれませんが、そうではなく無駄な力、エネルギーを使わずに弾くこと、それが多喜先生が仰るエコ奏法です。省エネ奏法なんて仰る先生もいらっしゃいます。

よく、一生懸命弾いているんです!!と言わんばかりに、エッサホイサ〜 力いっぱい、全身全霊込めて鍵盤を叩く子。
硬くて鋭くて、、、酷い音です(T . T)

耳が育っている子は、心地よい音色がわかっています。
だから、そんな演奏はしません。

ただ、音だけを追って弾くことに夢中になってしまうと、自分の出している音を聴く余裕がなくなります。
楽譜は目で確認、弾きながら音は耳で確認‥‥
しかも、瞬時に連続して行う必要があります。

ピアノを弾くって、本当に大変!!

脱力に関しては、導入期の子どもたちにはグーの形(グーモーション、クラスターなどとテキストには記載されています)で、力の加減を体感させます。

打鍵と同時に離鍵の感覚も身につけます。

一生懸命弾く=これでもか?と鍵盤を叩きつける演奏は、美徳ではありませんね。


こうしてリトルピアニストの修行は続きます。

前向きに取り組む言葉かけを

お正月が来て〜桜が咲いて〜

春✨な〜んて言ってたら、もう6月‼︎

梅雨入りしたそうですよ。

夏はもうすぐそこ‥‥早いですね💦

さて、私にはかわいい姪が2人(成人した姪も入れたら3人か💦)がいるのですが。

ある日、幼児姉妹の2人の姪は、黙々とひらがなやすうじの勉強をしていました。

プリント学習なのですが、結構な枚数です。

「えらいね、がんばってるね〜」と声をかけると、姉妹で正反対の返事が返ってきました。

長女は「やらないとママに怒られるからやってるの〜!!」と、ちょっと不機嫌。

仕方なくやっている感が伝わってきます。

一方の次女は「がんばってやると、ママが喜んでくれるからやってるの」とのこと。

前向きに取り組んでいる様子です。

どんな言葉をかけたら、喜んでピアノを弾いてくれるかな??

改めて考えさせられた出来事でした。

落ちこぼれはおいしい?

ピアノの先生同士、こんな生徒にはどんな言葉かけをしてる?とか、こんな悪い癖はどう改善させる?何か良い方法な〜い?といった指導法の相談、情報交換をすることがよくあります。

そこで私は「こうすると良いって聞きました〜」と、あれこれ発言するのですが、ある時 後輩が尋ねてきたんです。

「そんな指導法、誰先生の授業(レッスン)で学んだんですか?」と。

それで、私は答えました。

「指導のレクチャーを受けたんじゃなくて、自分自身が言われたことなんだよ」と。

私は決して才能があったわけじゃないし、

努力するタイプでもない‥‥笑

だから学生時代は落ちこぼれで、実技レッスンではかなり厳しいことを言われました。

あーでもない、こーでもない、全然進みませんでした( ̄◇ ̄;)

当時は、何でこんなこともできないんだろう?と 悩んだりもしましたが、今となっては、数え切れないほどの指摘やアドバイスは、落ちこぼれしか貰えないプレゼントだったと思っています。愛情だったと思っています。

落ちこぼれはおいしい?

最近そんなふうに思えるようになりました。

読譜力を徹底する

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音楽演奏科学者の古屋先生は、子どものころ、耳コピでピアノを弾いていたそうです。

はい‥‥私もでした(^_^;)

 

耳の力がずば抜けて良い生徒は、今度の曲はこんな感じよ〜と、私が一度通して弾くと、パパッと丸暗記?暗譜します。

まるで、のだめちゃん。

これはこれで素晴らしい能力ですが、いつか限界が訪れます。

 

古屋先生のコラム記事によると、人間の脳はいつも得意なほう、楽なほうを選択しようとするそうです。

なるほどね、処理能力の早い方法を使ったほうが効率いいもんね〜納得!!

 

私は子どもの頃、ピアノの脇にラジカセを置いて、CDやカセットテープの参考音源に重ねて、練習していました。

音楽は止まならない・流れている またはフレーズの歌い方  という意味では良い訓練だったかもしれませんが、楽譜はますます読めなくなるだけ、うまく弾けない部分はうまく弾けないまま、という悪循環だったと思います。

 

私の生徒たちには、音符はシール貼りや色ぬり、フラッシュカードで覚えさせることが多いです。

フラッシュカードも単音のドレミ読み、かたまりや模様で読む方法など、様々な方法があります。

子どもたちって、トーマスやプリキュアなど、似たような大勢を覚える天才ではありませんか??

それでも得意、不得意はありますが、お勉強だと思わせないように教えるのがコツかな笑

 

 

 

 

ピアノを辞めてしまう原因の多くは練習がつまらないからです。

練習がつまらないのは、読譜ができないからです。

読めて弾ければ、楽しく続けられます。弾きたい曲が溢れます。

 

もう読めるし何でも自分で弾けるから辞めます!

音楽的自立ができたら、卒業の時だと思います。