リトルピアニストを育てましょう〜茨城県のピアノの先生のブログ〜

全日本ピアノ指導者協会会員 バスティン研究会会員 ヤマハピアノスタディ認定講師(13級~11級グレード試験官)

ピンポン⭕️!もブブー❌!もないから大丈夫

毎日寒いですね。

 

インフルエンザも大流行。

レッスンをお休みする生徒さんも多く、この数週間は寂しいです😔

お大事にしてくださいね。

 

今日は、「表現すること」「自分の考えを伝えること」について。

 

保育園のグループレッスンでは、歌をうたったり、先生のピアノを聴いたりして、どんなことを思ったかを園児たちにたずねます。

 

年少組さんの「楽しかった!」はお決まりで、年中・年長組さんになると、具体的な感想を述べたり、イメージした物語を発表したりします。

 

この時、私が必ず言うのが

「ピンポン(正解)もブブー(不正解)もないから、大丈夫。お話聞かせてね」

ということ。

 

昔、人前で発言をすることが苦手な友人がいて、こんなことを言っていました。

 

「小学校のとき、手を挙げて発表したら、答えが間違っていて、クラス中のみんなに笑われた。それから人前で発言することが怖くなった」と。

 

(うん・・・

社会でもそういうことありますね。

正しいことを言わないと「はっ?」って空気になるやつですね。)

 

私は笑われても平気な性格だったし、

むしろ笑いをとりたくて、おもしろいことを言わなきゃ🤣くらいに思っていました笑←表現者に向いていた?ということなのかもしれませんね。

 

園児たちは、目をキラキラ輝かせて、考えを述べます。

間違える心配がありませんから。

 

時々、うーん??それはちょっとちがくないかい?と思うこともありますが、

「そんな考えもあるね。じゃあ〇〇なんてのはどう??」と一旦受け入れてから、(本来、正解はないけど)正解に近いほうへ導く。

絶対に否定しないこと。

 

発想を広げ、たくさん考えさせる。

そして、それを表現する。

 

ピアノといった芸術の分野に限らず、

たくましく生きていくために、伸ばしてあげたい力ですね。