リトルピアニストを育てましょう〜茨城県のピアノの先生のブログ〜

全日本ピアノ指導者協会会員 バスティン研究会会員 ヤマハピアノスタディ認定講師(13級~11級グレード試験官)

ピティナピアノコンペティョンの季節到来!

お久しぶりです。

桜が満開‼️すっかり春ですね✨✨

 

さて、ピティナ(全日本ピアノ指導者協会)では、2月末にコンペの課題曲が発表され、挑戦する生徒さんたちは、一生懸命練習に励んでいます。

 

私たちピアノの先生にとっても、ピティナピアノコンペティョンは、研鑽の場です。

指導法や演奏法などを研究するための勉強会、課題曲セミナー、公開レッスンなどが全国各地で開催されています。

 

先日、「審査員はどう聴くか?」というテーマのセミナーを受講しました。

 

参加したピアノ指導者全員で(50名くらいいたでしょうか?)、映像の中の数人の演奏を聴き、採点(7〜10点満点、0.1刻み)とコメントをする というものをやってみたのですが、本当にどんぐりの背比べでした。8.0〜8.5点付近は大勢いました。

 

実際のコンペも5名、本選は6、7名の審査員の平均点で審査しますが、予選通過ライン付近の点数差は1点以下。

小数点以下の世界なんですよね。

 

 

たまたま同じ日か翌日の夜、カラオケバトル?というテレビ番組を見たのですが、99.199と99.211みたいな差です。

 

それに、自分はAさんよりBさんのが良かったのに、他と複合した際はAさんのが得点は上というように、審査員によって聴き方や好みの違いもあります。

 

ピアノの甲子園とか、東大受験並みの難関とか、いろいろ比喩される大規模なコンクールですが、私は挑戦する気持ち、毎日の練習、本番までのプロセスを評価しています。

 

コンクールという性質上、点数がついてしまい、予選通過する者・しない者と競う場にはなってしまいますが、芸術には正解とか絶対はありません。

 

講師の沢田菊江先生もおっしゃっていましたが、「音楽は正解のない世界、結果はみずもの」だということです。

 

審査員のお一人が体調不良で、別の審査員になったら?

結果は変わるかもしれませんね。

 

挑戦する生徒さん、がんばってくださいね!!