リトルピアニストを育てましょう〜茨城県のピアノの先生のブログ〜

全日本ピアノ指導者協会会員 バスティン研究会会員 ヤマハピアノスタディ認定講師(13級~11級グレード試験官)

バスティンメソッド

4月

新年度がスタートしました。

おかげさまで本年度も数名の新しい生徒さんにご入会いただきました。

ありがとうございます😊

 

さて、今日は導入期の生徒さんに使っているメソッド、教本をご紹介します。

 

まずは、ヤマハの【ピアノスタディ】【なかよしピアノ】。

こちらは私自身のルーツでもあり、ヤマハグレードを取得したいというご要望があった場合によく使います。

伴奏が美しい ちょうちょう、きらきら星、かっこいいと大人気のオリジナル曲 とべ!うちゅうせんは、発表会の連弾で毎年誰かは弾きます。

数名のイラストレーターさんが挿絵を担当しているようで、曲によって絵の雰囲気が全く違います。子どもたちは挿絵を見ながら音のイメージをふくらませます。

この曲とこの曲、絵を描いている人同じだ〜‼️と気がつく子もいます。

 

もうひとつ。

ここ数年よく使っているのは、【バスティン パーティーシリーズ】です。

五線上の音符を読む前のプレリーディング譜(リズムと音の高低)は、初めてピアノを習う年齢が低くても、楽しくレッスンが進みます。

 

そして、全調メソッドであることが最大の魅力です。

♯や♭のたくさんついた調(12個の長調)を早い段階から経験します。

 

先日、ハワイ旅行へ出かけた生徒さんが、向こうでウクレレの体験レッスンを受けたそうです。

その際に、CとかFとかコードネームが出てきたらしいのですが、バスティンでメジャーコードは触れていたので、よくわかって楽しかったそう。

自分が知っていること、自信のあることが役に立つと嬉しいですよね。

その生徒さんは幼稚園生の男の子なので、さぞ楽しかったと思います。

 

同じように少し大きい生徒さんも、メロディー譜(右手の旋律だけの楽譜)の上に書かれたアルファベットが、コードだと最近気がついた‼️と嬉しそうに話してくれました。

これからは流行りの曲も、自分で左の伴奏を考えられますね。

 

パーティーシリーズの次のベーシックスは、楽典も充実しています。

 

そして曲のジャンルも豊か!!

導入・初級の段階で4期(バロック、古典、ロマン、近・現代)を学びます。

私は昔ながらの古典からのコースだったので、ブギとかブルースとか近現代の曲はちょっと馴染みにくかったです笑

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バスティンを通して身につけたことが、生涯、音楽を楽しむことに役に立てばと思います。

 

最後に、このような素晴らしいメソッドを世に送り出してくださったアメリカのジェーン・バスティン先生が先月末お亡くなりになったそうです。

 

【生涯にわたって、音楽を愛し、楽しみ続けることができるよう願ってやみません】

バスティン先生の教えを、これからも生徒たちに伝えて行きたいと思います。

どうぞお見守りくださいm(_ _)m