譜読みが苦手な生徒さんに対する指導のヒント
先日、音楽ライターでピアノ教本の研究者、ピアノ指導者でもある山本美芽先生のセミナーを受講してきました。
「譜読みの力を伸ばす教本」というテーマで、世界中の教本の譜読みのアプローチの特徴を見ていきました。
私も普段はバスティンを使っているため、基本はプレリーディングから入り、生徒の発達度、理解度に合わせて絶対読み(音名読み)進めていますが、なかなか覚えられない、線を指さして数える、フラッシュカードなのに時間がかかる‥‥といったことが多々あります。
まんなかのド以外の加線の音符は除いた線の音符、間の音符の24個のフラッシュカードを45秒で読むことを目標にレッスンしていますが、得意、不得意がはっきり分かれます。
ひらがなだって約50個、トーマス、プリキュア、ポケモンだって ものすごい種類いますので、24個ってたいした数じゃないでしょ??と思っていましたが、興味があるからこそ、覚えられるものは覚えるのでしょうね。
「生徒のできないを生徒自身のせいにするな。自分の指導力を省みなさい」
学生時代の恩師が、いつも仰っていた名言です。
山本先生にご紹介いただいた沢山の教本、それぞれの譜読みのアプローチ法を学び、またひとつ、譜読みの指導のヒントが得られました。