練習しない。練習できない。私の解決策
暑い日が続いております。
いかがお過ごしですか?
またまた久しぶりの更新です💦
さて、今日は毎日の練習についてです。
関連の記事は過去にも書かせていただいていますが、大切なお話なのでまた書きます。
ピアノは練習が必要不可欠な習い事であり、週1のレッスンより、週6の練習がどれだけできたかで上達に差が出てきます。
小さいうちから練習が習慣になっている生徒さんなら、「練習楽しい!」「練習すると、上手になってくるぞ!!」を体感しているので、毎日練習するのは全く苦ではありません。むしろ快です。ご家族も協力的です。
ただ、練習しない子(できない子)も現実にはいますが、
「どうして練習しないの?」
「何で練習できなかったの?」などと、たずねたことは一度もありません。
「だって〜〇〇なんだもん」
「でも〜〇〇で・・・」
「〇〇だから〜練習できなかった」
返ってくる言葉はだいたい想像がつきますし、これらは全て言い訳のセリフ。
子どもたちの口から言い訳を語らせたくないのが一番の理由です。
ただし、普段はよく練習している生徒さんが、珍しく練習してない様子が伺われた日は、親御さんにたずねます。
病気で一週間寝込んでいたとか、身内に不幸があったとか、年に一回の家族旅行とか、特別な事情があることがほとんどです。
「何で練習できなかったの?」と訊いてしまうと「家族で旅行だったから✈️」と言わせることになってしまい、真面目な性格の子なら、家族旅行が悪いことになってしまうかもしれませんよね。
たまにはいいじゃない、家族旅行✈️
夏休みなんですから。
練習しないことに対し、親御さんさんからどうしたら良いか?と相談されることはよくあります。
過去記事にありますが、練習しなくて良いことは絶対ありません。
私は10代の頃、テスト前で練習できなかったなどと言い訳をすると「少しだけ早く起きる、少しだけテレビの時間を減らす、そうやって練習時間をつくる工夫をしなさい」と言われたものです。
「少しだけ」が、鍵だったような気がしています。
あんまり早起きしても、睡眠不足で体調を崩します。授業中に居眠りをしてしまうかも。
全くテレビを見ないと、お友達との会話に入れず、学校がつまならくなってしまいます。特に女子はグループ行動しますからね笑
5分くらいの練習から徐々に延長するようにしていければ良いのではないでしょうか?
↑こちらは、練習した日に親御さんからサインや印鑑などを押してもらい、レッスン時に好きなシールを上から貼る手帳です。
使い方は色々あると思いますが、楽器店等で購入できます。
脳科学者の澤口俊之先生によると、やる気は脳が報酬への期待をもつことで起こるそうです。
お気に入りのシールが貯まる様子を嬉しそうに見つめる子。
一冊150個ありますから、毎日練習してもおよそ5ヶ月かかります。
一冊終わるときの達成感は、やり抜く力を育みます。
澤口先生のお話をもう一つ。
楽しく試行錯誤をしながら、何かに打ち込んだ子どもは、やがて楽しくないことにも向き合える力を備えるそうです。
たくさん練習したら、こんな素敵な曲が弾けるよと、ちょっとした曲を弾いてあげることも、やる気を起こしてくれたりします。努力の先に見える世界を示してあげることも有効なのかなと思います。
ピアノの練習。
練習するきっかけをつくってあげるのは、指導者の腕なのかもしれません。