発表会の曲決め
10月に発表会があります。
曲決めって、大変です。
私は、発表会だから特別なレッスンをするのではなく、通常のレッスンの延長上に発表会があると考えています。
発表会‼︎と意気込むと、身構えする生徒さんもいますし、私も疲れます笑
サービスで花丸(合格)するのは、本当のサービスではないと思っているため、花丸の基準が常に厳しめな私。
いつでも発表会できます笑
課題曲によっては、進度より背伸びするコンクールと違い、発表会は普段の練習の成果を披露する場なので、選曲は等身大で良いのでは?と思っています。
難しい曲、憧れの曲にチャレンジ‼︎という生徒さんも、もちろんサポート、応援します。
本番から逆算して、計画してコツコツ練習。
この先の人生で、期限までに何かを成し遂げる課題に直面した時に、発表会本番までに曲を仕上げるという経験は、大いに役に立つと思うのです。
個人差はありますが、だいたい10回レッスン(2ヶ月半)で完成させます。
ぼちぼち決めていかないとなぁ〜
脱力〜エコ奏法、省エネ奏法のお話〜
今年4月、多喜靖美先生の講座を受講してから、脱力へのこだわりがより強くなりました。
脱力‥‥って文字だけ見たら
力が入っていなくて、ふにゃふにゃなイメージに思われるかもしれませんが、そうではなく無駄な力、エネルギーを使わずに弾くこと、それが多喜先生が仰るエコ奏法です。省エネ奏法なんて仰る先生もいらっしゃいます。
よく、一生懸命弾いているんです!!と言わんばかりに、エッサホイサ〜 力いっぱい、全身全霊込めて鍵盤を叩く子。
硬くて鋭くて、、、酷い音です(T . T)
耳が育っている子は、心地よい音色がわかっています。
だから、そんな演奏はしません。
ただ、音だけを追って弾くことに夢中になってしまうと、自分の出している音を聴く余裕がなくなります。
楽譜は目で確認、弾きながら音は耳で確認‥‥
しかも、瞬時に連続して行う必要があります。
ピアノを弾くって、本当に大変!!
脱力に関しては、導入期の子どもたちにはグーの形(グーモーション、クラスターなどとテキストには記載されています)で、力の加減を体感させます。
打鍵と同時に離鍵の感覚も身につけます。
一生懸命弾く=これでもか?と鍵盤を叩きつける演奏は、美徳ではありませんね。
こうしてリトルピアニストの修行は続きます。
前向きに取り組む言葉かけを
お正月が来て〜桜が咲いて〜
春✨な〜んて言ってたら、もう6月‼︎
梅雨入りしたそうですよ。
夏はもうすぐそこ‥‥早いですね💦
さて、私にはかわいい姪が2人(成人した姪も入れたら3人か💦)がいるのですが。
ある日、幼児姉妹の2人の姪は、黙々とひらがなやすうじの勉強をしていました。
プリント学習なのですが、結構な枚数です。
「えらいね、がんばってるね〜」と声をかけると、姉妹で正反対の返事が返ってきました。
長女は「やらないとママに怒られるからやってるの〜!!」と、ちょっと不機嫌。
仕方なくやっている感が伝わってきます。
一方の次女は「がんばってやると、ママが喜んでくれるからやってるの」とのこと。
前向きに取り組んでいる様子です。
どんな言葉をかけたら、喜んでピアノを弾いてくれるかな??
改めて考えさせられた出来事でした。
落ちこぼれはおいしい?
ピアノの先生同士、こんな生徒にはどんな言葉かけをしてる?とか、こんな悪い癖はどう改善させる?何か良い方法な〜い?といった指導法の相談、情報交換をすることがよくあります。
そこで私は「こうすると良いって聞きました〜」と、あれこれ発言するのですが、ある時 後輩が尋ねてきたんです。
「そんな指導法、誰先生の授業(レッスン)で学んだんですか?」と。
それで、私は答えました。
「指導のレクチャーを受けたんじゃなくて、自分自身が言われたことなんだよ」と。
私は決して才能があったわけじゃないし、
努力するタイプでもない‥‥笑
だから学生時代は落ちこぼれで、実技レッスンではかなり厳しいことを言われました。
あーでもない、こーでもない、全然進みませんでした( ̄◇ ̄;)
当時は、何でこんなこともできないんだろう?と 悩んだりもしましたが、今となっては、数え切れないほどの指摘やアドバイスは、落ちこぼれしか貰えないプレゼントだったと思っています。愛情だったと思っています。
落ちこぼれはおいしい?
最近そんなふうに思えるようになりました。
読譜力を徹底する
音楽演奏科学者の古屋先生は、子どものころ、耳コピでピアノを弾いていたそうです。
はい‥‥私もでした(^_^;)
耳の力がずば抜けて良い生徒は、今度の曲はこんな感じよ〜と、私が一度通して弾くと、パパッと丸暗記?暗譜します。
まるで、のだめちゃん。
これはこれで素晴らしい能力ですが、いつか限界が訪れます。
古屋先生のコラム記事によると、人間の脳はいつも得意なほう、楽なほうを選択しようとするそうです。
なるほどね、処理能力の早い方法を使ったほうが効率いいもんね〜納得!!
私は子どもの頃、ピアノの脇にラジカセを置いて、CDやカセットテープの参考音源に重ねて、練習していました。
音楽は止まならない・流れている またはフレーズの歌い方 という意味では良い訓練だったかもしれませんが、楽譜はますます読めなくなるだけ、うまく弾けない部分はうまく弾けないまま、という悪循環だったと思います。
私の生徒たちには、音符はシール貼りや色ぬり、フラッシュカードで覚えさせることが多いです。
フラッシュカードも単音のドレミ読み、かたまりや模様で読む方法など、様々な方法があります。
子どもたちって、トーマスやプリキュアなど、似たような大勢を覚える天才ではありませんか??
それでも得意、不得意はありますが、お勉強だと思わせないように教えるのがコツかな笑
ピアノを辞めてしまう原因の多くは練習がつまらないからです。
練習がつまらないのは、読譜ができないからです。
読めて弾ければ、楽しく続けられます。弾きたい曲が溢れます。
もう読めるし何でも自分で弾けるから辞めます!
音楽的自立ができたら、卒業の時だと思います。
憧れの大人でありたい
私がピアノの先生になりたいと思ったのは、最初に個人レッスンで師事した先生の影響です。
いつも、おしゃれな服を着て
綺麗な長い髪、スラリとした体型で
THE ピアノの先生!ってオーラが、キラキラ眩しく感じました。
優しい口調だけど、しっかり導いてくださって、ピアノの面白さを知ったのもこの頃。
いつか、私もこういう女性になりたいと
思いました。
そのイメージで大人になった私は、少々バブリーな雰囲気なのかもしれませんね笑
どんな職業でも、子供たちに憧れられる大人でありたいです。
エリーゼのためには、通して練習すればするほど下手になる
ピアニスト 小原孝さんのお話です。
ピアノを習い始めたら、誰もが憧れる名曲🎵ベートーヴェン エリーゼのために
ミレミレミシレドラ~(※レは#です)から始まり、何度も出てくるテーマのメロディ。
途中、へ長調に転調したり、ターンが出てきたり、32分音符、後半の3連符…と難しい部分もありますが、それらの間にはミレミレミシレドラーが出てくるので、通して弾くとミレミレミシレドラーは何回も弾いて、難しい部分は各1回ずつ!!
つまり、何回も登場するみんなの大好きなテーマは上達して、難しい部分は回数が少なくなってしまうので、通して弾けば弾くほど、上手に弾けるテーマと難しい部分との差ができてしまうとのこと。
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何となく完成に近くなると、通して練習しがちなのですが、難しいところ、自分が苦手なところは、部分的に練習しないといけないのです
(;_;)
私は、特にコンクールの生徒には、ゆーーっくりでいいから一音一音に魂を込めて弾きなさい、この部分だけを練習しなさい、と言いますが、ゆっくり練習、部分練習、子どもたちには、つまらないものです。
だって、私もそうでしたからね~。
小原さんのお話を交えて、小さな生徒にもそういう練習の大切さを伝えてあげたいなぁ。
10日のつくばカピオでのコンサート、とっても素敵でした。
千本桜、365日の紙飛行機、ビリーブなど小原さんマジックで一気にピアニスティックΣ(゚ロ゚;)
リストのラ・カンパネラ等のクラシックも演奏しましたが、小さな生徒やクラシックがちょっと苦手な方でも楽しめる内容でした。
また、翌日は3/11でもあり、東日本大震災 心の復興支援の楽曲「逢えてよかったね」を会場のみんなで合唱。
ちょっとじーん( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)と来てしまいました。
歌詞はもちろん、メロディも綺麗なので、ぜひ覚えてくださいね!カラオケでも配信していますm(__)m