脱力〜エコ奏法、省エネ奏法のお話〜
今年4月、多喜靖美先生の講座を受講してから、脱力へのこだわりがより強くなりました。
脱力‥‥って文字だけ見たら
力が入っていなくて、ふにゃふにゃなイメージに思われるかもしれませんが、そうではなく無駄な力、エネルギーを使わずに弾くこと、それが多喜先生が仰るエコ奏法です。省エネ奏法なんて仰る先生もいらっしゃいます。
よく、一生懸命弾いているんです!!と言わんばかりに、エッサホイサ〜 力いっぱい、全身全霊込めて鍵盤を叩く子。
硬くて鋭くて、、、酷い音です(T . T)
耳が育っている子は、心地よい音色がわかっています。
だから、そんな演奏はしません。
ただ、音だけを追って弾くことに夢中になってしまうと、自分の出している音を聴く余裕がなくなります。
楽譜は目で確認、弾きながら音は耳で確認‥‥
しかも、瞬時に連続して行う必要があります。
ピアノを弾くって、本当に大変!!
脱力に関しては、導入期の子どもたちにはグーの形(グーモーション、クラスターなどとテキストには記載されています)で、力の加減を体感させます。
打鍵と同時に離鍵の感覚も身につけます。
一生懸命弾く=これでもか?と鍵盤を叩きつける演奏は、美徳ではありませんね。
こうしてリトルピアニストの修行は続きます。